桜井市農業委員会(杉本義衛会長)では、耕作放棄地の解消や増加を防止するため、市民農園制度の活用を呼びかけています。
この制度は、市民農園の開設希望者が一定の要件を満せば、農業委員会の承認を受けることで農地の所有者はもとより、農地を所有していない者でも市民農園を開設できるのが特徴です。
多くの方がこの制度を活用することにより、少しでも多くの耕作放棄地を再生させるのが狙いで、「市民農園を開設してみたい」「少しの区画を利用して野菜を作ってみたい」などという市民らの声を結びつけている。現在、2カ所に市民農園が開設されています。
「今後とも、開設者や利用者がさらに増えるようPR活動に力を入れたい。この活動が遊休農地の解消につながればうれしい」と同市農業委員会は話す。
市民農園に関する問い合わせは、ホームページ(http://www.city.sakurai.nara.jp/nougyou/index.html)のほか、同市農業員会事務局(0744-42-9111)まで。
平成24年7月6日 全国農業新聞掲載