雇用就農希望者に農業法人での就業イメージをつかんでもらおうと「農業法人１日就業体験ｉｎ奈良」が宇陀市の（有）山口農園で８月１８日に開催され、県外中心に１１名が参加した。
この取り組みは、農業が就職先の選択肢として注目され、農業法人等での雇用就農者が全国的に増えている中、農業現場での就業イメージのギャップを埋める必要があると、県農業会議と県農業法人協会が共催した。
当日は、山口農園の指導のもと、野菜の収穫・調整などの農作業体験のほか、法人経営者を交え農産物の販売方法など幅広い意見交換がおこなわれた。
参加者からは「実際に農作業を体験し、経営者の生の声を聞けたのが良かった」「農業現場を知る良いきっかけになった」などの声が聞かれた。
また、このほか県内農業法人等の求人情報や農業インターンシップの情報提供などもおこなわれ、県内農業法人等への就業を促した。
山口貴義社長は「我々農業法人も若い担い手を育てることで、地域の農業を活性化していきたい。県内の農業法人で経営手法など幅広く学んでほしい」と熱く語る。
平成２５年９月１３日 全国農業新聞掲載