天理市農業委員会(藏本純次会長)では、人と農地の問題を解決するための未来の設計図となる「人・農地プラン」の作成にあたり、地区担当の農業委員も積極的に参画し、地域での話し合い活動を進めている。
話し合いでは、毎回3名程度の農業委員と事務局がオブザーバーとして参加し、地域農業の今後のあり方に関する意見やビジョン作成のためのアドバイスを行っている。農業委員の働きかけもあり「農業者による積極的な議論が行われている」と農業委員会担当者は話す。
同市では、市内の65地区のプランづくりに向け、平成24年度から取り組みが進められており、現在15地区でプランが作成され、他の地区でも作成に向けた話し合いがすすんでいる。
藏本会長は「集落の将来ビジョンを考える良いきっかけとなった。農業委員のがんばりで、地域農業の振興につなげることが出来るのではないか」と話す。
平成25年10月25日 全国農業新聞掲載