農業委員が担い手をサポート(曽爾村農業委員会)

「人・農地プラン」作成・更新に向けた話し合いをする農業委員ら
「人・農地プラン」作成・更新に向けた話し合いをする農業委員ら

 曽爾村農業委員会(萩原茂会長)では、特産品のホウレン草とトマトの産地維持と生産技術の継承を目的に農業研修生を受け入れ、新規就農者の育成に向けた取り組みを積極的にサポートしている。
 同村は、村面積の86%が山林の中山間地域。「特にトマト農家の減少が顕著で、産地維持が厳しい現状に直面している」と農委会。14年度は、研修生1名が新規就農し、新たなトマト農家が誕生した。
 同村農委会では、農業委員が中心となり、人・農地プランの作成・更新を推進し、地域でのサポート体制を整える。
 萩原会長は「地域での話し合いに、農業研修生も積極的に参加しています。新たな担い手として人・農地プランにも位置づけられ、地域にしっかり溶け込めるよう支援しています」と新たな担い手を後押しする。

平成27年6月5日(全国農業新聞掲載)