雇用就農希望者に県内での就農を後押しする「農業法人1日就業体験in奈良」が宇陀市の有限会社山口農園で6月21日に開催。県内外から23名が参加した。
この取り組みは、農業法人等での雇用就農者が増える中、農業現場での就業イメージのギャップを埋め、円滑な就農を促進しようと、県農業会議と県農業法人協会が共催しているもの。
当日は、同園スタッフの指導のもと、有機栽培する水菜の収穫・調整などの農作業体験のほか、農産物の販売方法や経営手法など、法人経営者を交えた幅広い意見交換がおこなわれた。
参加者からは「実際に農作業を体験し、就業イメージができた」「経営者から直接話しを聞けて良かった」などの声が聞かれた。
また、このほか県内農業法人等の求人情報や農業インターンシップ情報、市町村の支援情報なども提供され、県内農業法人等への就業を促した。
山口貴義社長は「担い手を育てることは、我々農業法人にとっても重要な仕事だと思っています。県内の農業法人で経営手法など幅広く学んでもらいたい」と熱く語る。
平成27年7月3日(全国農業新聞掲載)