認定農業者への支援

 奈良県農業会議では、農業経営の向上を図るため、認定農業者等に対して、農業経営簿記講習会やIT活用講習会、講演会等のセミナーを開催し、青色申告や販路開拓などの支援を行っています。

認定農業者になるメリット

  • 意欲のある農業経営者として、地域からの信頼が得られます。
  • 認定農業者でなければ受けられない支援制度をはじめ、各種の支援が受けられます。

認定農業者になるには

認定農業者制度とは

 意欲のある農業者が自らの経営を計画的に改善するために作成した「農業経営改善計画」を市町村が認定し、その計画達成に向けた取り組みを関係機関・団体が支援する仕組みです。

認定農業者になるには

どんな人がなれるの?

性別、専業・兼業の別などを問わず、どなたでも認定が受けられます!

性別 年齢 専業・兼業の別
男性、女性の別は一切問いません。また、家族経営協定等を結び、経営に参加している女性農業者などもパートナーとともに認定の対象となります。 国として一律の年齢制限は設けていません。市町村が、地域の担い手の状況を踏まえて運用します。 兼業農家の方や、これから新規に就農しようという方でも、市町村基本構想で示された農業経営を目指す方であれば認定の対象となります。
経営規模・所得の大小 営農類型 法人経営
経営規模や所得の小さい農家でも、一定の収入が得られる農業経営を目指す場合は認定の対象となります。 水稲、麦、大豆等の土地利用型農業はもちろん、農地を持たない畜産経営や野菜等の施設園芸なども認定の対象となります。 農業経営を営む法人であれば、農業生産法人であるなしに関わらず、認定の対象となります。
  集落営農についても、法人化すれば認定の対象となります。

どのように取り組むの?

マネジメントサイクルを実践してみよう!

  • 簿記記帳による数値管理が基本。家計と経営の分離が第一歩です。
  • 経営サイクル(マネジメントサイクル)の出発点は、自分がどんな経営をめざしたいかという目標で、次に目標を達成するための計画をたてます。
  • その計画に基づいて行動し、過程や結果という実践について点検します。
  • 評価から改善や再編が行われ、また新たな計画がたてられ、再び実行に移されるというサイクルが、らせん状に動いていくことで経営改善は進みます。
  • 5年経ったらすべておしまいという訳ではありません。5年後の取り組み状況や達成状況を踏まえ、新たな5年間に向けた計画を作成し、再認定を受けましょう。
  • 再認定は、期間が満了する数ヶ月前に申請しましょう。特に、認定農業者であることが要件となっている支援施策を活用している場合には、注意が必要です。

詳細について

認定農業者制度及び支援措置についての詳細は農林水産省/認定農業者のページをご覧下さい。