奈良県農業会議:増井会長 |
奈良県農業会議(増井勲会長)は、このほど「平成21年度遊休農地解消活動推進研修会」を橿原市小房町の「かしはら万葉ホール」で開催しました。当日は県内の農業委員及び関係者ら多数が集まりました。
研修会は県内外の遊休農地対策の優良事例を紹介し、県内各地で取り組みをさらに広めようとするもので、全国農業会議所より全国各地の優良事例が紹介されるほか、県外からは富山県砺波市農業委員会の五十野正史会長から解消活動の取り組みが発表されました。
五十野会長は、「よしやろうを合い言葉に、自らが行動することで地域のつながりを大切にすることと、活動内容を積極的にPRすることで取り組みの広がりが生まれる」と力説。当日も同市の特産であるチューリップやイベントの紹介を織り交ぜたPRが行われました。
また、県内の事例発表では、葛城市農業委員会の堀川雅由会長が解消活動事例を紹介。農業委員会で実施してきた1年間の取り組みを同市長へ報告し、市長との解消に向けた意見交換会から新たな取り組みが生まれました。
「農業委員会のモデル解消活動から始まり、年末には市農政の活性化を目的とした協議会を設立しました。今後は市全体での解消活動として展開します」と協議会副会長に就任した堀川会長。
遊休農地対策は、昨年施行された改正農地法で農業委員会の関与が強く求められており、当日集まった農業委員らの関心は高く、研修内容を熱心に聞き入っていました。
砺波市:五十野会長 | 葛城市:堀川会長 |