大和郡山市上三橋地区で昨年10月30日、将来の農地利用の姿を示した地域計画が策定された。同地区は、県が農業振興を図る特定農業振興ゾーンに設定しており、優先的に取り組みが進んだ。
策定に向けて市と農業委員会(飯田喜代視会長)は、担い手や農家組合役員へそれまでの「人・農地プラン」から地域計画策定までをわかりやすく説明。農業委員会はコーディネーターとして飯田会長を含め、9人の担い手と現況地図をもとに話し合いを行った。
協議の場で決定した農地の集積・集約について担い手ごとの耕作地に色を塗り、目標地図の素案を作成した。
同地区は「人・農地プラン」が策定済みだったことや、40代の若手農業者が多かったことで地域計画の策定が順調に進んだという。飯田会長は「集落一丸となって担い手を応援したい」と話す。
(全国農業新聞 令和6年2月23日号掲載)