斑鳩町農業委員会(宮﨑亮会長)では2006年、農業の発展をあらゆる方向から考え、魅力と活力に溢れる地域農業の推進を図ることを目的に、「斑鳩の里・農と食の活性化プロジェクト推進委員会」を立ち上げた。
農業委員・農地利用最適化推進委員がメンバーとなり、これまでに地域の産地化を目指し、遊休農地を活用して菜の花やソバ、ジャガイモなどの栽培に取り組んできた。07年からは、菜の花の裏作として黒米を栽培。収穫した黒米を毎年町内の産業まつりにおいて、提供している。
今年は、聖徳太子の1400年御遠忌にあたることを記念し、収穫された黒米を原材料とした「斑鳩の黒米酒・黒駒」が完成した。同町観光協会の企画により、県内の酒蔵に醸造を依頼し商品化されたもので、太子の愛馬だった「黒駒」を名称に用いており、ラベルも黒駒をモチーフにデザインされている。
商品は、県内の地酒販売店で販売されており、ロゼワインに似た色合いで、甘口で芳醇な味わいを楽しめる日本酒となっている。 同農業委員会の宮﨑会長は「今後も委員一丸となって遊休農地の解消に努め、地域農業の発展に携わっていきたい」と語る。


(全国農業新聞令和3年9月3日号掲載)