遊休農地を解消し、地域の担い手に集積する(宇陀市農業委員会)
宇陀市農業委員会(下村雅清会長)は、2012年2月に榛原上井足の遊休農地約11アールを解消し、地域の担い手への利用集積に取り組んだ。
農業振興地域にある同農地は、農地開発に伴い整備されたが、土に岩が混じり農業機械が利用できないなどの問題で遊休化していた。地権者の貸し出し意向が確認できたことから、同農業委員会は、農地内の岩出しや草刈りなどを行い優良農地に復元した。
同市は、農林水産省から「有機農業モデルタウン」の指定を受け、有機野菜の産地化などに力を入れている。復元された農地は、有機野菜を栽培する認定農業者に託され、有機農業を推進する活動の一助となっている。