研修で栽培技術や経営ノウハウ学び独立就農

農の雇用で元気な農業者が育っています

「自慢の野菜を味わって」と笑顔で話す松井さん。
「自慢の野菜を味わって」と笑顔で話す松井さん。

 「今はまだ試行錯誤の日々ですが、山口農園での農業経験が非常に役立っています」と話すのは、広陵町の新規就農者・松井秀平さん(37)。
 (有)山口農園(山口武代表取締役)との出会いは、平成21年2月に開催された”新・農業人フェア”への参加がきっかけ。就農を目指し、平成21年4月から約1年間、(有)山口農園で有機野菜の栽培技術などの研修を重ね、平成22年3月に独立就農した。
 3年目の現在、エコファーマーの認定を取得し、水菜、小松菜、ほうれん草などの軟弱野菜を約30アール栽培。経営も順調で、パートを雇うなど地域の担い手としても期待されている。
 研修では、栽培技術など学ぶことは多く貴重な経験だったが、他の研修生らとの出会いが一番大きかった」と松井さん。 就農した今でも、当時の同僚と連絡を取り合い、栽培技術など農業経営の相談相手になっている。
 山口代表も「一人前の農業経営者になってもらえるようこれからも応援していきます」と将来の担い手にエールを送る。

平成24年5月3週号