奈良市農業委員会(大西崇夫会長)は、増加傾向にある遊休農地の発生防止と解消に向け、農業委員自らがモデルほ場で肥培管理などを行う遊休農地解消活動を展開している。
この活動は、「農業委員会として、遊休農地を率先して解消していこう」と農業委員の声などから、本年度から新たに始めた取り組み。
5月19日には、数年耕作されていなかった遊休農地約13アールに、サツマイモやヒマワリの植えつけを行った。
当日は、地域の小学生を招き、約30人の農業委員らの指導により植えつけ体験を楽しんだ。順調に育てば、今後収穫体験なども予定している。
大西会長は「遊休農地解消活動を通して、地域住民に農地の有効利用を呼びかけるとともに、子どもたちにも農業と食の大切さを知ってもらう良い機会にしたい」と抱負を話す。
平成24年6月1日 全国農業新聞掲載