三郷町農業委員会(下村修会長)では、遊休農地約24アールをモデル展示圃として活用し、遊休農地の発生防止と解消に向けた取り組みを展開している。
この活動は、農業委員会が選定した推奨作物(蒟蒻芋・黒大豆)をモデル展示圃で作付けし、看板での啓発活動などをおこなうことで、遊休農地解消を図ることが目的だ。
今回の取り組みがきっかけとなり、町内農業法人がおこなう蒟蒻芋の栽培と商品開発・加工・販売の事業計画が6次産業化の認定を受けることとなった。
「農業委員会が率先して遊休農地解消を」との声などから始まった取り組みは、蒟蒻芋と黒大豆を今後、町特産物としてブランド化につなげようと広がりをみせている。
下村会長は「遊休農地の解消活動を通して、推奨作物の作付けを地域の農業者に呼びかけ、農地の有効活用につなげていきたい」と遊休農地解消への取り組みに意欲をみせる。
平成25年10月4日 全国農業新聞掲載