「県内にもおいしい農産物があることを知り、『農業』を知る良いきっかけになりました。子供達に旬の味を教えていきます」と参加者。先月7日に開催された食農体験会での一場面だ。
この取り組みは、県内産農産物の魅力や農業への理解を深めてもらうため、県農業会議と県農業法人協会が共同開催。当日、親子連れなどの一般消費者50人が参加し、花の郷滝谷花しょうぶ園有限会社でのブルーベリーの収穫とフレンチシェフによるブルーベリーを使った料理体験を通して、『食』と『農』にふれた。
収穫体験では「農作物が育ち食べ物として、口に届くまでには、時間と手間がかかる。工業製品のようにはいかない」と同社の日下志拓也さん。ブルーベリーの栽培過程や収穫の仕方を熱心に学習した。
料理教室では、自ら収穫したブルーベリーを食材に久保田シェフが「家庭でも簡単に出来るブルーベリーの料理活用方法を知ってほしい」と料理体験を楽しんだ。
「食べ物が育つ過程を知り、農業者のみなさんの苦労や食べ物のありがたさがわかりました」と参加者の熱はあがる。
平成22年8月7日